エーハイム エコ・コンフォート




この記事は再アップです。






私が初外部デビューしたのはこのエコ・コンフォートです、周りからはクラシックシリーズでいいんじゃない?と言われましたが何故これを選んだかというとコリドラス飼育がメインだったからです。

コリドラスを飼育するとき細かい砂を使うので重力式濾過槽が必要になるわけです、この重力式濾過槽は細かい砂や比重の重い有機物などを濾過槽の下に沈殿させメインの濾過槽には殆ど入らないので非常に便利なんですね、クラシックシリーズはなんでもかんでも濾材に吹き付けますがエコシリーズはその点有利というわけです。

濾材が汚れるスピードを可能なかぎり抑えれるという利点もあります。

エコの売りはなんといってもメンテのしやすさです、この濾材ケースとマルチハンドルの採用とタップ標準搭載によりかなりメンテナンスがしやすいです。

とくにこのエコシリーズはよく考えてられており水の流れが給水側からケースの中を均等に流れるように設計されており、新しく濾材ケースを採用したNEWクラシックシリーズみたいな水が濾材ケースの外を通るなどのロスがないのです、濾過槽の掃除の時も簡単に掃除ができて非常に便利ですね。

それとマルチハンドルですがこれもなかなかいいです、最初クラシックシリーズを検討した時説明欄にスターターもしくは口で吸って呼び水して下さいと書かれているのを見た時は絶句しましたね、雑菌が付着している物を口にくわえろとかありえません。

このマルチハンドルは呼び水する時にハンドルを下に向けるだけで簡単にできますので非常に簡単です、それにレバーを操作することによりヘッドとケースを動かし呼び水する単純な仕組みなのでテトラ社のEXシリーズみたいに呼び水ボタンから漏水などのトラブルはないです、いいですコレ。

しかしこのエコにも弱点がありこのマルチハンドルの根本のパーツが破損すると漏水・呼び水不可になりますし逆流防止弁(正式名ケース入りボール弁)が2年近くなると劣化し呼び水しにくくなります、ですがこれらは消耗品ですので仕方ないですし2個とも数百円で購入できますので予備パーツで持ってれば問題ないですね。
(旧型はマルチハンドルの耐久性に難がありましたが現行型では解消されています。)

あとはモーターの違いでクラシックシリーズとは違いエコは流量低下が激しいと聞きますが私のエコは半年に1回メンテしますがそこまでないです、これは環境に左右されるのでしょうがそこはエーハイムの製品なのでテトラ社のAXシリーズみたいな激しいトルク不足はないのでそこまで気にする必要ないと思います。

あとは見た目ですね、このズングリムックリな形状をどう思うかです。
私はかわいいなーと思いますが・・・コンパクトですし(^^;)







では画像付きで紹介したいと思います、画像のは一番コンパクトな2232です。

エーハイム エコ・コンフォート2232
後にプレフィルターを搭載したプロ仕様が出ましたがそれはProという文字がヘッドに追加されてます、もう生産終了ですが・・・。







では開けます、ヘッドは上の矢印のハンドルを手前下に動かしながら下の矢印の赤い突起部のとこまできたら今度はその赤い突起部を押し込んでハンドルを一番下まで動かすとヘッドとケースが分離します。

当たり前ですがこの際乱暴にしたり力の加減考えないとハンドルの根本が折れますので優しくしましょう。







分離完了です。

次はマルチハンドルを本体ケースから外す方法ですが、ハンドルの根本の丸い部分を外側に少しだけ広げながら後ろに回すとカタッと手応えがありますので、そこでハンドルを更に外側に広げたら外れます、画像のハンドルの位置で外れます。

最初はエーハイムのHPに記載なくネットも見当たらなかったので外すのに苦戦しました・・・。







この灰色の突起物のパーツが問題の消耗品です、よく見られるのがあの丸い突起部の根本が折れてトラブルになってるみたいです。

たまに破損させた方で「買ってすぐなのに!」とか「ありえない!」とか言われてる人いますがいくらドイツ製といっても所詮は工業製品なので見落とされた欠陥品が混じってしまった場合もあります、なので落ち着いて対処しましょう。







次はヘッド部です画像左の部分にインペラーと逆流防止弁があります。







この部分はそれらが収納されてる部分のフタのツメを押さえることにより外れます、真ん中はインペラーで左上の赤い物は逆流防止弁部です。







この2232は2代目で購入後半年の初メンテになります、微妙に汚れてますね・・・流量の低下はなかったです。







左は逆流防止弁で右はインペラーです。







この白い玉は2年程で表面が劣化しボロボロ・ドロドロになり呼び水がしにくくなります、外すか交換するかは迷いどころですね。







エコシリーズを運用する上で備えておいて損はない予備パーツです。
左下:純正ワセリン
右下:ケース入りボール弁
右中央:マルチハンドル差し込み
右上:ダブルタップ12/16

ワセリンは薬局の市販品でも問題ないとのことです、エコ専用のタップは高いのでチャームの特売で12/16のダブルタップを購入しておくのがいいですね、このダブルタップのオス側部分がエコ専用タップと同じなので安くできます。

急な故障や破損に備えていつでも交換できるようにしてました、しかし出番なくプロ3にシフトしたので今も未開封のまま・・・。







この赤い矢印のほうです、このオス側が使えます。







エコの純正ウールマットです、3枚しか入ってないのに1000円は高い!とよく聞きますが私はカットがめんどくさいので純正を使用してます。







純正品のサイズは幅が15cmで厚さは2.5cmくらいです。







このエコシリーズですが流量がクラシックシリーズに比べ結構あり30Hや45cm水槽ではシャワーパイプでの運用はキツイのですが、ADAのメタルジェットパイプやポピーグラスを使用することにより水流を驚くほど緩やかにできますのでタップで絞ったりなどムリせず小型水槽で運用できます、エビ飼育も余裕です。

しかしこのエコシリーズとプロシリーズは本当にいいですね、コリ飼育に向くのと利便性が良いので好きです。

今はプロ3にシフトしたので使っていませんが、また小型水槽を始める時は是非このエコを使いたいです。

作動音もひじょうに静かでテトラのAT−30より断然静かです、この静音もまた使いたい理由の1つです。

最近はこのエコを使いたさにまた小型水槽したいなとおもっています、だってプロ3性能良いけど重たいので・・・。