ろ過する産卵箱 2



エア調節バルブは、サテライトのパーツ組み合わせ物と違って一体構造ですので、チューブと一緒にエア調節バルブパーツまで抜けてしまったなどなさそうです。

また、差し込み部は山状に成形してありますので、チューブが軽い力で奥まで入るようになっています。







次は排水部です。

これ絶対排水量が必然と多くなる外掛けフィルター化に対応狙っていますよね。

サテライトの3倍以上排水部あります(画像のはサテライトSを比較にだしてますがサテライトはS・M・L各サイズ同じです)、これだと詰まって溢れるとかなさそうです。







大きいですが、残念なことに、稚魚育成に必要不可欠な目の細かい排水穴ではないので、ノーマルサテライト同様にスポスポと稚魚が本水槽に脱走するとおもいます。

これはサテライトのグレードアップキットⅡのような、目の細かくて耐久性のあるネットなどを付けた製品を出してほしいですね、今後に期待です。







次は内部スノコ(セパレーター)です、ろ過マット部と育成スペース部は一体型となっています。







ろ過マットが入りますので、稚魚育成スペースは同サイズのサテライトより少なめです。







落水部からろ過マットまでの広いスペースと、ろ過マットによる水流拡散で、多少流量を多くしても稚魚育成に問題なさそうです。







見えますでしょうか? セパレーターとろ過マットの間に隙間ができてます。

セパレーターの穴から稚魚がろ過マット側に入り込み、ろ過マットに稚魚が引っ付いているのを確認せずに交換のためろ過マットを引き抜くと、稚魚まで廃棄となりそうです、これ怖いですね。







コトブキでは吸水パイプからの排水で水流があるので、稚魚は入り込まないだろうとおもっているんでしょうか? エアリフトの微弱パワーではありそうなんですが・・・。

下部にもスリット穴あります、1mm程度の産まれたばかりの稚魚だとすり抜けそうなんですが・・・。

外掛けフィルターとしての利用の場合は逆に良いでしょうね、目詰まりで溢れるのを防止できます。







このセパレーター、普通の隔離飼育などでは良さそうですが、稚魚育成の場合は怖いですね。

稚魚育成に使う場合は、この隙間に稚魚が入り込んでいないか定期的にチェックして、ろ過マットは稚魚がある程度大きくなるまで交換しないほうがよさそうですね。







今回現物を見ての感想としては、利用目的でサテライトかろ過する産卵箱かわかれるものだとおもいました。

現状では稚魚育成には不向きだとおもいます、なので普通の隔離飼育かフィルター化させて使うかの2択だとおもいます。

全体的にはサテライトより作りが良くて、発展性がありそうです。

外掛けフィルター化させる場合、テトラのATなどの水中フィルターのモーターなどを動力源として付けて使うのは簡単そうです。

コトブキさん、一刻も早くメッシュネット付きの稚魚ストッパーの発売をお願いします!!