シダ病



ついにきましたね、ミクロソリウム育成で一番怖い時期が・・・。

このミクロソリウム特有の病気「シダ病」は通水が悪い場所で育成していたり、26〜28℃以上の高水温だったり、水質が悪化していたりすると発症するみたいです、感染力の強い怖い病気です。

ウチは、夏季は部屋ごと冷房でガンガン冷やして水温26℃キープ(下がりすぎた場合はヒーターON)して、レイアウトもスカスカのシンプルで澱みをなくし、ろ過と水替えも頑張っているので発症したことはないのですが、チャームから送られてきたミクロソリウムがシダ病にかかっていて、それが初めてのシダ病との出会いになりました。

購入時期は夏季でしたが、保冷剤入りで大丈夫だとおもっていたのですが、残念ながら・・・。

最初はシダ病とは知らず、ちょっと状態悪いなぁとおもってただけだったのですが、まさかこれがシダ病だったとは・・・。

幸いトリートメント水槽で様子見隔離していたので、本水槽での蔓延は防げました。







購入した直後のトリートメント水槽でのミクロソリウムセミナローです。

分かりますでしょうか?真ん中奥の葉が部分的に薄茶色に溶け始めています、これです。







葉のいたる部分で溶けてます、シダ病です。







このような感じでボロボロに溶けていきます、葉の付け根も黒く変色してフニャフニャになります。







ここまで感染が広がったので、この株は茎の部分だけを残して丸坊主にしました。

ですが丸坊主にしてもここまですぐに再生しました、キレイな葉をイッパイ出して元以上にキレイになりました。







シダ病になると葉の付け根が真っ黒に変色してフニャフニャになったり、葉が部分的に溶け始めたりします。

このシダ病を発症すると、隣接する葉も感染し(感染葉に接触するのが原因)一気に広がります。

発症後の対応で一番確実で手っ取り早いのが、葉の根本からの切除です。

蔓延とは程遠い超初期の状態であれば周辺の葉の切除で大丈夫みたいですが、数枚の葉が感染などの場合は殆どの葉を切除して丸坊主状態がいいみたいです。

丸坊主は見た目は悪くなりますが、環境が良ければ新しい新葉がすぐに沢山出てきますので大丈夫です。

予防法は市販の薬剤や木酢液など効果があるみたいですが、やはり低水温・澱みをなくす・ろ過の強化など基本的な部分の改善が一番かなと。

まぁこの基本ができていれば発症しない病気なんですけどね、ウチも本水槽でずーっと発症したことないですし。



しかしこの厄介なシダ病ですが、私的には一番厄介なのはやはり乾燥に弱い部分だとおもいます。

レイアウト変更時など水から引き上げる時は葉が乾燥しないようこまめに霧吹きなどで濡らしてあげる必要があり、それを怠るとすぐに葉が傷んで弱ってしまいます。

手先が器用だったらよかったのですが、不器用なので時間がかかりモタモタしてしまうので、よく葉をダメにしてしまいます。

気がついたら「葉が乾燥してる!霧吹き霧吹き!!」みたいな感じで、いつも時既に遅しですil|li(つω-`。)il|li

エアコンのスイッチみたく、電源ON!!みたいに簡単に手先が器用になれればいいのですが・・・w



油断大敵、今年もシダ病には十分注意します!(`・ω・´)